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製薬企業の治験業務受託子会社

 投稿者:西塔京四郎  投稿日:2004年10月 1日(金)13時52分29秒
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  中外製薬は9月6日、
データマネジメント・統計解析やGCP管理などの
治験業務を一括して請け負う100%出資子会社
「中外臨床研究センター」を設立したと発表した。

・日米欧三極における統計・解析、データマネジメント、
  臨床薬理、GCP管理
・中外グループの開発品に関わる国内臨床開発モニタリング業務

のようなアウトソーシング可能な業務を同社から請け負う。

今回の子会社設立は、
日米欧に分散していた治験業務のうち、
共通業務を国内に集約することで、
三極の連携を強化し、業務を効率化することにより
開発スピードをアップし、
長期的にはコスト削減させるのが目的だ。

また、CROへの委託を選択しなかったのは、
グループ内での子会社による展開の方が、
これまで同社がつちかったスキル、ノウハウを長期的に生かせ、
コスト効果も高いからだという。

なお、同センターは、10月1日から事業を開始。
同社本社内に設置され、資本金5000万円。

設立にあたっての人員は、
これまで同業務を担当していた約50人が同センターに出向し、
それとエキスパート(契約社員)若干名を中心に構成する。

(感想)

中外製薬の今回の子会社設立の目的は、あくまでも、
日米欧三極に分かれていて非効率であった治験業務を
一箇所で集中して行うことにより効率化を図ることです。

また、子会社設立と言っても、
社内の治験業務部門を独立採算制に変えたのに過ぎず、
本当の意味でのアウトソーシング企業を設立した訳ではありません。

もちろん、親会社以外の製薬企業の開発品目の治験業務の
受託を認めるのであれば話はだいぶ変わって来ますが。。。

今回のニュースから、
製薬企業はCRO等にアウトソーシングするよりも、
自社内グループ企業の方が業務レベルが高く効率的である
と考える方は多いと思います。

確かにそれは正しいかもしれません。

しかし、アウトソーシングの目的は大きく分けて3つあります。
1つは、自社内にノウハウ・技術が無い場合
2つめは、技術的には自社内でできるが、人員を急には増やせない場合
3つめは、一時的な業務の為の固定人員増は避けたい場合

この2番目、3番目の
「人員を急に増やせない」「固定人員増を避けたい」こそが、
アウトソーシングの本来の重要な役目なのです。

仕事が減ったからと言って、
中外製薬子会社が人員の削減を行うのかと言えば、
ロシュグループとはいえ、内資文化がまだ強く残っているので
そこまでドライになれるとは思えません。

同センターは、
業務をこなすのに最低限必要な人数は確保・維持しますが、
一時的に業務量がこなせ切れないほど増大する場合は、
その為に人件費(固定費)を増やすことは避けるでしょう。
結局、CRO等にアウトソーシングせざるを得ないのです。

http://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeTable.jsp;jsessionid=OF3NSRV15VSF2CSSUIFSFEQ?documentId=doc_3903&lang=ja

 
 
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